
施設の安全管理について
〜報道を受けて、当店の考えと取り組み〜
先日、赤坂の個室サウナ施設で発生した火災のニュースをご覧になった方も多いかと思います。
お亡くなりになられた方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
この出来事は、温熱施設を運営する私たちにとっても、決して他人事ではありません。
同じように「身体を温める空間」を提供する立場として、改めて当店の安全管理体制を見直し、確認を行いました。
報道によると、事故が起きた施設では、木製ドアのドアノブが外れ、室内に閉じ込められてしまった可能性が指摘されています。
まず前提として、当店の陶板浴は、一般的な高温・多湿のサウナとは環境が異なります。
陶板浴は、室温約45℃・湿度20〜30%の温室環境で、息苦しさのない、穏やかな温熱空間です。
とはいえ、温度が比較的低いから安全という考え方はしていません。
万が一を想定し、設備や運用の面で、以下のような対策を講じています。
- 陶板浴室の扉には、熱による変形や腐食が起こりにくい素材のドアを採用しています
- 鍵やラッチがかからない構造とし、万一ドアノブが外れても、内側から開けられる仕様になっています
- 定期的な設備点検と動作確認を行っています
また、当店の陶板浴は、スクリーンカーテンによる半個室仕様です。
完全に密閉された個室にはしておらず、スタッフが常に状況を把握できる環境を保っています。
さらに、
- 15〜20分おきを目安とした定期巡回
- 少なくとも30分に1回は必ず巡回
という運用を徹底し、お客様が一人きりで長時間放置される状況をつくらない体制を取っています。

今回の報道を受け、これらの設備・巡回体制についても、改めてスタッフ間で確認と共有を行いました。
安心して身を委ねられること。
それは、リラックスや回復を目的とした温熱施設にとって、何よりも大切な前提条件だと考えています。
これからも当店では、安全管理を最優先に、お客様が心から安心して温まれる環境づくりに努めてまいります。
ご不安な点や気になることがありましたら、どうぞ遠慮なくスタッフまでお声がけください。

陶板浴の環境や特徴について、もう少し詳しく知りたい方は、
「陶板浴とは?」のページもあわせてご覧ください。
